霊園探しに非常に役立つ情報ステーション
「霊園探しに非常に役立つ情報ステーション」でお届けしている霊園情報はまさに必見!
失敗しない正しい霊園選びをするなら当サイトをまずはご熟読ください。多くの人が利用をしている霊園というのは、それだけ条件や価格など様々な要素が絡みあって選んでいます。
つまり見た目だけ素晴らしい霊園であっても管理が不十分ではそれは良い霊園とは言えないのです。
後々後悔をしない霊園を選ぶことが最も大切ですが、そのためには失敗をしない霊園選びをする必要があります。
長い年月に渡って使用をする霊園なのですから、予め基本的な知識だけは頭に入れておいてください。時代が変わっても霊園の必要性は変わらず、一生に一度は霊園探しに訪れることもあるでしょう。
ただ、適当に霊園探しをしてしまいますと、後々後悔してしまうことも考えられますので注意が必要です。
霊園探しに非常に役立つ情報ステーションブログ:23-06-06
奥さんが旅行先で転び、左足を捻挫した。
翌日からぼくは会社を休み、
奥さんの車椅子を押して通院することになった。
このことは、
小樽にいるむすめには内緒にすることにしていたが、
むすめから外食の誘いがあったので、すべてバレてしまった。
次の日のあさ、
むすめが子猫を連れてやってきた。
ぼくは玄関で迎えたが、一瞬別人かと思った。
二十年近くスリランカにおり、ごく最近帰国していた。
電話でのやりとりはしていたが、久しぶりに見るむすめであった。
「元気だったか」ぼくがそう言うと、
「元気だわ。それよりも、ママはどう?」と、
むすめは無遠慮に上がり込んできた。
奥さんは何度か外遊し、むすめとよく会っていた。
むすめは、叔母の若い頃に似ていた。
色白のふっくらとした顔で愛嬌がよく、
娘のぼくとよく話し合う機会があり、
姉貴のような感覚を起こさせる人だった。
早速介護するむすめの顔を、ぼくは何度も横目で見ていた。
「パパ、早く濡れタオル持ってきて。
それから、お昼が近いから、何か買ってきてよ」
ぼくは急に、召使いになった。
少々腹が立ったが、老いては子に従え…と考えれば、理解できた。
むすめには、生活力がみなぎっていた。
簡単な昼食後、テレビを見ていたが、
むすめが先程からぼくを注視していることに気付いた。
「ねえパパ、白髪が増えたわね。横の方、耳の上のあたり、真っ白よ」
なんだ、そんなことかと思った。
そしてむすめを見て、むすめもおばさんになっていた。
「今夜、外食しない?」
子猫を抱いたむすめが、晴れやかな顔をした。
ぼくは娘のように、手を挙げて賛成した。
「パパ、ズボンぐらい、取り替えなさいよ」
奥さんはブラシで、髪をとかしている。
その奥さんの後ろに、叔母が立っていた。